合同会社設立と株式会社との違い(2025年最新版)
1. はじめに
会社を設立する際に多くの方が迷うのが「株式会社にするか」「合同会社にするか」という選択です。どちらも法人格を持つ点では同じですが、費用・信頼性・運営方法などに違いがあります。本記事では、2025年最新版の情報に基づいて両者を比較します。
2. 設立費用の違い
- 株式会社
登録免許税:最低15万円
定款認証:5万円(+印紙代4万円※電子定款で節約可)
→ 合計で約20〜25万円程度が目安 - 合同会社
登録免許税:最低6万円
定款認証:不要
→ 合計で約6〜10万円程度
初期費用は合同会社の方が圧倒的に安価です。
3. 信頼性・対外的評価の違い
- 株式会社
社会的信用が高く、金融機関や大企業との取引に有利。株式上場も可能。 - 合同会社
比較的新しい制度で知名度が低く、業種や相手によっては「規模が小さい」と見られる場合がある。
対外的な信用度は株式会社が優位。
4. 運営方法・意思決定の違い
- 株式会社
株主総会や取締役会など形式的な機関設計が必要。議事録の作成も必須。 - 合同会社
社員(出資者)が直接業務を決定でき、意思決定の自由度が高い。柔軟でスピーディーな経営が可能。
少人数経営なら合同会社が効率的。
5. 利益配分の違い
- 株式会社
原則として出資割合に応じて配当。 - 合同会社
出資割合に関わらず、定款で自由に利益配分を決められる。
柔軟な利益配分を求めるなら合同会社。
6. どちらを選ぶべきか
- 株式会社が向いている人
・将来的に大規模な事業展開や上場を考えている
・対外的な信用を重視したい
・資金調達を広く行いたい - 合同会社が向いている人
・小規模ビジネスやスタートアップで初期費用を抑えたい
・家族や少人数で柔軟に経営したい
・利益配分の自由度を高めたい
7. まとめ
株式会社は「信用力・成長性」、合同会社は「低コスト・柔軟性」が強みです。
起業の目的や事業計画に応じて、自分に合った法人形態を選ぶことが重要です。
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