2025/8/10

「法律ってこわい」そんな女性に届けたい、寄り添う法務サポートの話

「法律って、こわいですよね。」
これは、私がこれまで多くのご相談を受けてきた中で、最もよく耳にする言葉のひとつです。
私は男性の行政書士ですが、女性の方から生活や仕事、家庭にまつわる法務相談を数多くお受けしてきました。立場や経験のすべてを共有することはできませんが、支援者としてお話を伺う中で、共通する不安や迷いに触れてきました。
 
◆ 誰にも言えない不安は、じわじわと大きくなる
たとえば、離婚のこと。
「もう限界」と思っていても、子どものこと、生活のこと、お金のことを考えると踏み出せない。
誰かに相談したくても、「そんなことを話したら、軽く思われるのでは」と不安になる。
あるいは、起業や副業の話。
「自分でビジネスをやってみたい」
そう思っても、契約や補助金、税金など…聞いたことのない専門用語が次々に出てくる。
「何から始めたらいいのか分からない」と感じてしまう方も少なくありません。
 
◆ “法律のプロ”が、心のハードルを下げられる存在でありたい
私は男性の行政書士です。
だからこそ、「女性の立場を100%理解している」と言うことはできません。
でも、できることがあると思っています。
話しやすい空気をつくること
専門用語をかみ砕いて伝えること
不安や迷いをジャッジせずに受け止めること
相談者の方に必要なのは、「正しい知識」だけでなく、
“安心して相談できる相手がいる”という実感だと思うのです。
 
◆ 法律は、人を守る道具
法律は、冷たいものではありません。
むしろ、それをうまく“使う”ことで、自分の身を守ったり、前に進むことができるのです。
養育費をしっかり取り決めて、子どもの将来を守る
契約書を整えて、信頼ある起業をスタートする
相続の準備をすることで、家族の争いを未然に防ぐ
外国人女性が安心して子育てできるよう、在留資格を整える
こうした一つひとつのサポートは、
“特別な誰かの話”ではなく、あなたやあなたの身近な方の現実かもしれません。
 
◆ まずは、話すところから
このコラムは、「法律ってこわい」と感じている方にこそ読んでほしいと思っています。
そして、ほんの少しでも「話してみようかな」と思っていただけたら、
それが支援の第一歩になります。
無料のメール相談やLINE相談もあります。
無理に手続きや依頼を勧めることはしません。
「聞いてもらうだけ」でも、構いません。
ひとりで抱えずに、まずは、声にしてみてください。
法律は、あなたの味方にもなれます。