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2025/10/20
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Re:2019→2025|京都の町並みは、まだ“暮らしの香り”を残しているか |
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2019年、「京都の町並みが急速に壊れつつある」との記事を読み、胸がざわついた。
町家が外国資本に買われ、宿泊施設やカフェに変わっていく。 観光の熱が、生活の温度を押し流していくように感じた。
あれから6年。 京都は「町家保全条例」を制定し、文化財としての町並みを守ろうとしている。 だが、守ることは簡単ではない。 観光収入と住民生活、どちらを優先するかという選択に、 いまも多くの地域が揺れている。
私自身、学生時代の京都をよく覚えている。 古い喫茶店で時間を忘れ、外に出ると木造家屋の香りがした。 あの香りは、文化財指定では取り戻せない。 “暮らす人”の息づかいがあってこそ、町は町でいられるのだ。
行政書士として思うのは、文化の問題もまた「制度」とつながっているということ。 条例、協定、土地利用、登記…。
書類の向こうにあるのは、人の暮らしの形そのものである。 文化は守るものではなく、共に生きるもの。 そう感じるたび、制度を扱う私たちの責任の重さを思う。
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